小学校におけるこうした問題がマスコミを騒がせるにつけ、 子供を取り巻く教育環境が決して十全なものでなく、 その解決策をなんら持ち得ないことを思い知らされます。 日本の将来を支えていく子供たちはこのままで大丈夫なのだろうか……。 そうした思いの中、昨年の夏に私たち社団法人京都経済同友会海外視察団のメンバーは、 北欧視察の合間にふと印象深い光景を目にしました。 それは緑鮮やかな芝生の校庭で、無邪気にボールを追う少年たちの元気な姿と屈託のない笑顔、 そこには、喘息やアトピーに苦しむ子供たちの姿は見かけないという。 日本の10年先を行くといわれる環境・福祉の先進国に見る落ち着いた教育現場でした。 ふりかえれば、私たち昭和世代の大人は土の校庭の経験しかなく、 これまで何の疑問も持たずに、それが当たり前の環境として受け入れてきました。 しかし、芝草の香る爽やかな空気と目にも鮮やかな緑の校庭を見るにつけ、 それは、ひとつの解決策の糸口のように映りました。 誰からともなく「京都の小中学校にも芝生の校庭を!」と声があがり、 この芝生スクール・プロジェクトの第一歩が踏み出されました。 そしてそれは、COP3で採択された京都議定書の精神からいっても、 「京都」の学校のグラウンドを緑の潤いで満たすことは、環境への負荷低減にもつながり、 まことに意義深いものであると考えます。 これからの日本を支える子供たちに愛をこめて、 私たち大人の力で今の子供たちを芝生の校庭の第一世代にしようではありませんか。 皆様のご理解とあたたかいご支援・ご協力を、心からお願い申し上げます。 NPO「芝生スクール京都」発起人:理事会 |
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